こまえ探究記~郷土史と古代信仰と~

こまえ歴史探訪

日本の文化と歴史をたどって

2020-01-01から1年間の記事一覧

かっぱ寺【栖足寺】日本昔話の舞台

まんが日本昔ばなしの舞台となった栖足寺 静岡県賀茂郡河津町谷津にある 栖足寺(せいそくじ)通称、かっぱ寺は 700年の歴史を持つ古刹です。 元応元年1319年(鎌倉時代)、下総総倉の城主、千葉勝正の第三子の徳夐覚照禅師により開山した禅寺といいます。 かっ…

こまえの民具辞典

わらじ【草鞋】 稲藁で編んだ履物。 草履と同形ながら、前部から「緒」と呼ばれる長い紐を 横についている「乳」という輪に通し、かかとにある「かえし」 を通って足首で固定する長時間の歩行に適している履物。 旅や登山には欠かせないものですが、消耗が激…

白旗神社 (藤沢市)

源義経の御首にまつわる神社と伝承地

「外」矢口の新田神社

東京都大田区矢口 (矢ノ口渡合戦にて義興戦死図 国川国芳) 新田神社 東急多摩線「武蔵新田」駅から徒歩3分 破魔矢発祥の地として有名な 新田(にった)神社があります。 御祭神は新田義興公 新田義興は父に新田義貞を持つ 南北朝時代の武将です。 28歳の時、足…

でいらぼっち伝説 菖蒲沼と鹿沼

神奈川県相模原市 淵野辺 でいらぼっちの伝承 でいらぼっちは 雲に頭が届く大巨人です。 ある日富士山を担いで 相模原に来ました。 その時背負っていた網が切れ かわりの藤つるを探しましたが 見つからず、その悔しさに 地団駄を踏んで出来た跡が 「鹿沼」と…

新田稲荷神社

神奈川県相模原市中央区淵野辺 新田稲荷神社 新田稲荷神社(しんでんいなり)は JR横浜線に沿った共和1丁目に 鎮座する神社です。 文政元年(1818)に開発がはじまった 淵野辺新田の鎮守として皇武神社から 稲荷神社を勧請したのが はじまりとされます。 今熊神…

上矢部の板碑

神奈川県相模原市上矢部 上矢部乾元2年の板碑 横浜線矢部駅から北へ進むこと1.5キロ淵野辺駅からバスで薬師堂を下車 相模原市中央区上矢部3丁目にあたる道沿いに小さな案内板があります。 左へ進むと祠が見えてきます。 この祠の中に安置されているのは「乾…

村富神社

神奈川県相模原市 村富神社 神奈川県相模原市中央区矢部に鎮座する 村富神社(むらとみ神社 江戸の商人相模屋助右衛門が当地周辺の上矢部新田村を開発するにあたり村の鎮守として寛文年間(1661-1672年)稲荷社として創建、明治6年に村社に列格したといいます…

軍刀利神社 

山梨県上野原市 軍刀利神社 山梨県上野原市棡原に鎮座する 軍刀利神社(ぐんだり神社) 苔むした古木の間を登ると拝殿に到着。 永承3年(1049)五月創建、当社は三国山の山頂にあったが焼失し、室町時代に現在の地に遷座。 拝殿の横にある剣は日本武尊が…