でいらぼっち伝説 菖蒲沼と鹿沼
神奈川県相模原市 淵野辺
でいらぼっちの伝承
でいらぼっちは
雲に頭が届く大巨人です。
ある日富士山を担いで
相模原に来ました。
その時背負っていた網が切れ
かわりの藤つるを探しましたが
見つからず、その悔しさに
地団駄を踏んで出来た跡が
「鹿沼」と「菖蒲沼」(大沼)
になりました。
また、その足跡は転々と
「でいらくぼ」
(東林間、矢部、清新地区)
などの窪地として残り
引きずったふんどしの痕は
細長い「ふんどしくぼ」
となったそうです。
宙水と巨人の足跡
相模原の台地は宙水地帯といわれ
地表と下層の中途に水の抜けない
粘土層があり深層まで水が沈まずに
地表に溜まって沼や湖になるいわれています。
鹿沼 菖蒲沼 小沼 大沼 丸屋 天沼
などのはそのようにしてできたと
いわれています。
淵野辺 弁天神社
御祭神 菖蒲沼龍神
創建 不詳
昭和30年代まで菖蒲沼と呼ばれる
沼がありました。
近くにある鹿沼と共に巨人でいらぼっち
の足跡の伝説が残っています。
もともと弁天神社は沼のほとりに
石塔があっただけでしたが、戦後
小さな祠をつくり、沼の埋め立て後は
その跡地の一角にひっそりとたたずむ
ことになったということです。
鹿沼
鹿沼公園があります。
昭和44年頃に埋め立てられ
鹿沼公園として地域の人に
利用されています。
この沼も巨人でいらぼっちにより
つくられた沼の一つです。
整備される前の鹿沼
(わたしたちのまち)より
鹿沼公園の四季
追加予定
参考資料
所在地
菖蒲沼の弁財天
鹿沼公園