こまえ探究記~郷土史と古代信仰と~

こまえ歴史探訪

日本の文化と歴史をたどって

軍刀利神社 

山梨県上野原市 軍刀利神社

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山梨県上野原市棡原に鎮座する

軍刀利神社(ぐんだり神社)

 

苔むした古木の間を登ると拝殿に到着。

永承3年(1049)五月創建、当社は三国山の山頂にあったが焼失し、室町時代に現在の地に遷座

 

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 拝殿の横にある剣は日本武尊が東征の帰りに三国山山頂で草薙の剣を祀った事に由来し、当社の名称にも繋がっています。

 

軍神として信仰を集め、武門の崇敬は篤く、武田信玄は自画讃水仙を奉献。

 

また岩殿山城(大月市)の城主、小山田家は累代当社を崇敬しており、7代主小山田信有は享禄3年(1531)郡内に侵入した北条軍迎撃準備に戦勝祈願をし後に金百両を寄進しております。

 

上野原豪族加藤氏、小菅遠江守信影累代の主など神社維持費を幕末に至るまで奉献していた記述がありました(社務所-神社めぐり-より)

 

ご利益

日本武尊の勇ましさ、剣の霊力などにあやかり

  • 悪い縁を断ち切る
  • 必勝
  • 厄除け
  • 招福
  • 縁結び

があるとされています。

 

樹齢500年の大かつら

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拝殿から山道へ登ると奥宮があり、巨木の県指定文化財のカツラがそびえています。

高さ33メートル、根回り14メートル

推定樹齢500年の大木です。

 

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根元から湧き出る水は「水の木」と呼ばれこの清水は絶えることがないとされています。

 

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 富士山からの龍脈と秩父山からの龍脈が合流している地であり、この大桂から、龍穴が吹き出していると言われています。

この大かつらは気の集まる場所に立っていて、強いエネルギーがあり「パワースポット」としても人が訪れています。

 

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豊かな自然に囲まれ、静かに座っていると心が穏やかになり、精神力や気力が回復していくような気持ちになりました。

 

社務所例大祭など以外は締められており、御朱印御朱印帳は神社から下った場所で頂けます。

手作りの御朱印帳は杉の木で作られています。

 

私が訪れた時には電話は繋がらず、御朱印は頂けなかったので、欲しい方は事前に連絡がオススメです。

 

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所在地

軍刀利神社

山梨県上野原市棡原4133

御朱印 初穂料300円 御朱印帳3000円

電話 0554-67-2916 祭事以外の御朱印の授与所は

電話0554-67-2847(吉村さん)